過去詩 〈 キミとボクのこと / 2篇目 〉
ボク 背中がヒリヒリといたいよ
キミがすごく暑いのに「外へ行く」って言うから
近所のプールへ一緒に行ったんだ
そしたらここでもまたキミのあの笑顔
水しぶきの中で本当に楽しそうにニコニコ笑うんだ
ボクは炎天下の中、背中がどんどん日に焼けるのも忘れて
キミのうきわを引っ張って歩いたよ
だってものすごくうれしそうだったんだもの
帰りの自転車でうしろに乗ってたキミは
「プールちめたかった、プールたのしかった」って何度も言ってたね
その言葉にも笑っちゃったよ。
でも次の日 ボクはプールに行かなかった
だって 背中が日に焼けてものすごく痛かったんだ
でもキミは平気なのか今日もうきわをもって
「プール、プール」と言っている
また行こうね 。でも 来週がやっとかな
こんどはTシャツを着ていくよ