花束について思うこと 💐
若い頃は花束が嫌いというか、あまり好きではありませんでした。
もちろん貰った瞬間は「嬉しい!ありがとう!」と言うしそう思ってもいるのですが、心の中で、
あー、帰ったら花瓶探さなきゃ、これから毎日お水変えないと、なんて思っているのです。
そしてそれよりもっと困るのが捨てること。水を変えるたびにちょっとずつ枯れた花から捨てていく。
捨てるのも可愛そうだけど枯れてるし、残りの花たちはどんどん寂しくなっていくし。
花束の中で枯れてる花とまだ綺麗な花を選別して、綺麗なのだけ残している自分も嫌。
最後に残ったのをまとめて捨てるという作業も罪悪感があって嫌。
つまり花束を受け取った瞬間から、この花たちは枯れていっていつかは私は全て捨てる、ということをずっと考えてしまうのです。
だから花束は好きじゃなかった。
でもそれが最近になって花束をもらったら素直に嬉しいと思えたので不思議でした。( 実際にもらってきたのは私ではなく家族ですが、花瓶に入れたり水を変えたり手入れをするのは結局私なので )
花瓶にいけてわりとすぐにバラから萎れてきたのですが、それはまとめて抜いてドライフラワーにして、次に花の大きなガーベラがおじぎをしだしたので小さめの花瓶に移し、その次にはカーネーションをまた小さい花瓶に入れて上を向かせました。(これが青いカーネションだったのですが、花瓶の水まで青くなって驚きました。)
こうやって少しでも長く楽しんで、それでも結局最後には全部捨てたのですが、罪悪感は少なかったです。若い時はほとんど家にいなくて、花を眺めているより萎れた花を捨てていくだけ、という感じでしだが、今は家にいて花を眺められる時間が多くあるというのも花っていいなと思えた要因かも知れません。
悲しいのは今頃花束が好きになっても贈ってくれる人がいないことでしょうかね〜。
写真が趣味になったので、お花の写真が撮れる!というのも花束を好きになれた理由のひとつなのかも知れない…です ( *ˊᵕˋ)❅॰ॱ